香港はその独自の文化や景観、活気ある街の雰囲気で多くの旅行者を魅了している。その中で、今回私が宿泊したのは「コートヤードバイ マリオット香港」。2025年1月に3泊滞在したが、このホテルについての自分の体験を共有したいと思う。

なお、香港滞在時につかったカメラについてのレビューはこちらをご参照いただきたい。
立地の良さ

まず、コートヤード香港の最大の魅力は、その立地にある。ホテルは香港の中心地、銅鑼湾(コーズウェイベイ)エリアに位置しており、周囲にはショッピング、飲食、そして観光スポットが豊富に揃っている。特に、香港島の観光地へのアクセスが非常に便利で、ビクトリア・ピークへのバスやトラムはもちろん、ハーバーシティやスターフェリー乗り場も比較的近い。
この交通の便は特に重要だ。25年1月現在で1香港ドルは約20円。タクシーにうっかり乗ろうものならあっという間に数千円かかってしまう。公共交通機関なら200円程度で移動できるのは非常にありがたい。
なお、香港での移動はオクトパスカードが必須といっていい。このオクトパスカードさえあれば交通費はもちろん、レストランやショッピングも大概済ませることができ、クレジットカードよりも有用である。スマホでもあるので必ず導入してほしい。

ホテル近くには空港まで1本で行ける路線バスが走っているため、到着時や帰国時の移動がスムーズである。これにより、ストレスの少ない旅行を楽しむことができた。この点は、他の旅行者にも大変便利だと感じてもらえるだろう。
ホテルの施設とサービス
次に、ホテル内の施設について触れたい。コートヤード香港はマリオットグループのホテルであり、ブランドとしての安定感が感じられる。一見すると豪華さに欠けるかもしれないが、値段の割に必要十分な設備が整っている。特に、無料Wi-Fiが完備されており、仕事や旅行の計画に役立つのが嬉しいポイントだ。

ロビーは明るく、スタッフの対応は親切でフレンドリー。チェックインの手続きもスムーズで、到着した際にはほっと一息つくことができた。フロントやレストランにおいて、マリオットの接客レベルは確かに期待通りだった。
部屋の広さに関する思い

私が宿泊した部屋は、正直に言うと狭かった。香港のホテルの多くが部屋の広さに関してはコンパクトなつくりが多いが、このホテルも例外ではなかった。しかし、必要な設備のほとんどは揃っており、狭い空間ながら機能的に使えるような工夫がされていた点は評価できる。特に、ベッドは寝心地が良く、リラックスして過ごすことができた。
とはいえ、広々とした空間を求める方には少し物足りないかもしれない。狭さを気にしない方には、必要なものが揃っているため、快適に過ごせるだろう。
ちなみに香港は水道水が飲める街でもある。が、さすがにそれは怖いという人もいるだろう。マリオットでは各部屋に浄水器が備え付けしてあり、冷たい水もお湯もすぐに部屋内で手に入れることができる。これは結構重宝した。香港でお水を買うと150円以上は覚悟しないといけない。結構ばかにならないものだ。
便利な周辺環境
ホテルの周囲には、コンビニが3軒ほどあり、ちょっとした買い物には困らない。香港の街を散策する際には、飲み物や軽食を気軽に購入することができるため助かった。観光地巡りの合間に休憩する際にも、手軽に立ち寄れる場所があるのは便利である。

飲食店も豊富にあり、地元のグルメを楽しむことができる。特に、香港の名物として知られる飲茶や海鮮料理を楽しむにはもってこいのエリアである。観光をしながら、地元の味を堪能できるのは、このホテルの周辺の大きな魅力だ。

観光への便利さ
観光面でも非常に便利な立地であることを強調したい。香港島の観光スポットである香港文化中心や大観覧車、さらにはアベニュー・オブ・スターズまでアクセスが容易だ。特にスターフェリーに乗り、香港の美しい夜景を楽しむことは、旅行者にとっての定番のアクティビティである。

また、チムサーチョイエリアまでも歩いていける距離で、観光の拠点として利用するにはうってつけだ。しかも、チムサーチョイには多くのショッピングモールや飲食店が立ち並び、日中のアクティビティも充実している。
総評

コートヤード香港は、全体的に安定感のあるホテルでありながら、観光にも便利な立地を誇る。値段の割に豪華さは求められないかもしれないが、必要な設備が揃っており、快適に滞在できることは間違いない。また、周囲の環境も観光客にとって利便性が高く、香港を楽しむには良い選択肢となるだろう。
今回の滞在を通じて、コートヤード香港は再度訪れる価値があるホテルだと確信した。特に、マリオットグループならではの安定した接客や、機能的な室内、観光地へのアクセスの良さは大きな魅力であり、多くの旅行者にとっておすすめできる宿泊先である。香港を訪れる際には、ぜひ候補の一つとして検討してみてほしい。
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